2010年 6月 23日

DUET101号まもなく発行

1989年4月に創刊のサンライズ情報誌『DUET101号』のゲラが回ってきた。今回は湖南市菩提寺の地域史が特集。実は先般菩提寺の方から出版のお問い合わせがあり、聞けば「淡海文化を育てる会」の創設期からの会員さんであった故・鈴木儀平さんの「儀平塾」に集まられたメンバーが本を作りたいとのことで、その打ち合わせ兼取材をまとめたものだった。儀平さんは小柄な白髪の方で、「育てる会」のツアーで何度もお出会いしていた。儀平さんは昨年亡くなられれ、ご家族が引き続いて「育てる会」の会員として、『淡海文庫』の購読をしてくださっていたのだが、90歳になられた2年前に「儀平塾」という地域の歴史をまとめる会を作られたということは存じなかった。
 菩提寺といっても、地元以外の方はどこだかわかりにくいだろうが、名神高速の菩提寺PAというほうがわかりやすいだろう。実はあの近くに人口1万人の町があるのだ。そしてその菩提寺というところは、かつて良弁が開基したという少菩提寺という寺院があったのだ。今回の特集はとにかくおもしろい。昭和の終わりにニュータウンができて20数年、第2の故郷・まちづくりを担う人々が、その土地の歴史を聞き、調べて次代に伝えていこうとしている。
 詳細は『DUET』で読んでいただくとして、今回から『DUET』はカラー印刷となる。創刊当初はちょうどお役所がB判からA判に移行する時期であり、『DUET』もA4判だった。
そして発刊の目的は、当時は印刷と自費出版をしており、広報誌の印刷も多かったため、取材や原稿作業がいかに大変かを現場の社員が体験しながら、さらに提案をしていこうということで始めたのだった。
 いつしか隔月から季刊になり、今回は9カ月ぶりというダダ遅れではあるが、内容は濃いものになっています。7月初旬、毎回図書目録をお送りしている読者の方にはお届けいたしますので、乞うご期待!

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