2009年 8月 10日

シリーズ激動の昭和「最後の赤紙配達人」今夜9:00放映

 
滋賀ロケーションオフィスからお知らせいただいた標記の番組は今夜放映されます。(Y)
 
——以下引用————————————————————————————————————
このドラマは滋賀県旧大郷村(現在の長浜市びわ町)に実在した人物に焦点をあてたドキュメンタリードラマです。
主人公は西邑仁平(吉岡秀隆)。仁平は村役場で赤紙を配る「兵事係」を務めていた。戦後、国より全国の市町村に対し、書類をすべて焼却するようだされた秘密命令。「戦死した人たちの記録をとどめたい。燃やしてしまえば、戦争の真実が失われてしまう・・」仁平は命令に背き、ひそかに「兵事書類」を持ち出した。
番組は彼が残した兵事書類を元に、村人がたどった過酷な運命をドラマとドキュメンタリーで描いていきます。
このドラマの撮影が、舞台となった滋賀県各地で行われました。

当オフィスサポーターのみなさんや地元ボランティアの方など多数、エキストラとして協力していただきました。
早朝からの撮影に参加していただいたみなさん。また、撮影前日(しかも夕方)「エキストラさんに軍歌を覚えて歌ってほしい」とのかなり無理な要求にも見事に応え、当日は完璧な歌を披露してくださったみなさん。随所に、エキストラさんの活躍も見られます。
風化させてはならない戦争の真実。ぜひご覧ください。
●放送日時/2009年8月10日(月)午後9時~TBS系列
●主な出演者/吉岡秀隆、山本太郎、佐藤めぐみ、林遣都、新井康弘、伊嵜充則、塩見三省、風吹ジュンほか
——以上引用————————————————————————————————————
 
番組サイトは↓こちら。
http://www.tbs.co.jp/akagami2009/

 

2009年 8月 9日

ナガサキに原爆を落とされた日

※ナガサキはヒロシマの影に隠れがちなので、タイトルを代えて8月6日付ブログを再掲載します。
  
 空から原子爆弾が自然に落ちてくることはない。
 アメリカ軍が明確な意思をもって、1945年8月6日広島に、8月9日長崎に原爆を落としたのであり、広島や長崎にとっては原爆を落とされたのである。
 アメリカ軍はそれぞれの原爆を「リトルボーイ」「ファットマン」と呼び、同年7月24日大津に落とした模擬原爆を「パンプキン」と呼んだ。大量虐殺兵器に「ちびっ子」「太っちょ」「カボチャ」と名付ける神経がわからない。
 何も被害者意識を前面に押し出すつもりはなく、主客をはっきりさせておきたいだけだけなので付け加えておくと、1941年12月8日(現地時間)は日本軍が真珠湾を攻撃した(爆弾を落とした)日であり、1945年5月5日(同)は日本軍が飛ばした風船爆弾の不発弾に触れたオレゴン州の市民を殺した日である。風船爆弾の秘匿名称は「ふ号兵器」だったという(「wikipedia」より)。
 下記関連書のタイトルは「模擬原爆が落ちた」としているが、著者は冷静な客観描写を心掛けられたのだろう。この機会にぜひ手に取っていただきたい。(Y)
 
【関連書】
別冊淡海文庫17『湖国に模擬原爆が落ちた日 滋賀の空襲を追って』水谷孝信 著

2009年 7月 31日

「あらたにす」に村山常雄さん

第12回日本自費出版文化賞で大賞を受賞された『シベリアに逝きし人々を刻す』の編著者・村山常雄さんが、日経・朝日・読売のインターネット新聞「新s(あらたにす)」の「時のひと」欄で紹介されています。
  
さらに7月29日付の読売新聞新潟版には「普及版も出版、シベリア抑留者名簿まとめた村山さん」との記事も載りました。文化賞選考委員長で歴史家の色川大吉さんと選考委員で作家の鎌田慧さんが出版社に掛け合って出版が決まったもので、書名は『シベリアに逝きし46300名を刻む ―ソ連抑留死亡者名簿をつくる―』。前著の名簿部分を除いて、解説と論考などを整理してまとめた普及版といえます。表紙画像はこちら。お問い合わせは七つ森書館まで。(Y)
 
【関連図書】
自費出版年鑑2009』(村山常雄さんの大賞受賞インタビュー掲載)

2009年 7月 28日

湖北みずどりステーションに「浅井三姉妹」の顔出し看板

 
久々に顔出し看板ネタです。
琵琶湖畔の道の駅湖北みずどりステーションに、
顔出し用の穴が二つある「浅井三姉妹」の看板が設置されました。
 
須賀谷温泉にある穴五つの〈浅井長政一家〉

小谷城戦国歴史資料館にある穴二つの〈浅井長政・お市〉に続く、
浅井氏関連では県内(おそらく全国でも)3枚目の顔出し看板です。
 
駅長さんはご自身のブログ「駅長の独り言」で「ババン!と登場」
顔も出せるキャラクター看板として紹介されています。
前作〈コハクチョウと夕日〉※註)の行方も気になるところ。

 
inoueさん、また写真を撮って送ってくださいませ。
今度こそご紹介しますので。(Y)
  
重要顔出し看板大全カオダス.jpg
『顔出し看板大全カオダス』は、〈浅井長政一家〉や
〈浅井長政・お市〉〈コハクチョウと夕日〉など、

県内60枚以上の顔出し看板をほぼ網羅しています。
 
※註
 〈ヤマカッコ〉でくくった看板名はすべて
 滋賀県「顔出し看板」発掘再生新規開発委員会(しがんい)による通称。
 みずどりステーションの作品は、前作にも顔出し用の穴が空間に二つあったため、
 「顔を出して夕日になりきるのでは?」と推測し〈コハクチョウと夕日〉と命名。
 今回の看板も顔を出して何になりきるかによって通称が変わってくるため、

 委員会では主に以下、
 
  A案:「浅井長政、お市」説をとる〈浅井長政一家〉
  B案:「長男・万福丸、次男・万寿丸」説をとる〈浅井三姉妹と兄弟〉
  C案:「いいや、今回も夕日」説を言い張る〈浅井三姉妹と夕日〉
 
 …の3案をめぐって審議されることが予想される(妄想)。
 また「功名が辻」放映の際に一豊・千代関連の看板が大量に発生したように、

 2011年大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」に合わせ、
 今後も浅井三姉妹関連の看板が次々と登場することも予想される(希望)。
 

2009年 7月 10日

『花々の系譜 浅井三姉妹物語』メディア紹介一覧

 
近江毎夕新聞 2009年07月01日
「初」主役に浅井三姉妹物語 作家・畑裕子さんがタイムリー出版
 
滋賀夕刊 2009年07月01日
浅井三姉妹を初の視点で 畑裕子さんが小説「花々の系譜」(ウェブ未掲載)
 
中日新聞 2009年07月02日

浅井三姉妹の生涯描く
竜王町在住畑裕子さん 書き下ろし小説出版(ウェブ未掲載)
 
産経新聞 2009年07月04日
「浅井三姉妹」小説に 竜王の畑さん、長政の娘描く(ウェブ未掲載)
 
滋賀民報 2009年07月05日
『アジアの土壌汚染』『浅井三姉妹物語 花々の系譜』出版祝う会

畑明郎・裕子夫妻 揃って15年ぶり(ウェブ未掲載)
 
滋賀県観光情報 話題の旬情報BOX 2009年07月07日更新
石田三成と浅井三姉妹のふるさと近江へ
 
近江毎夕新聞 PR版 2009年07月08日(再掲載)
「初」主役に浅井三姉妹物語 作家・畑裕子さんがタイムリー出版
 

滋賀夕刊 2009年07月09日
浅井三姉妹を語る 作家・畑さん講演(ウェブ未掲載)
 
滋賀報知新聞 2009年07月10日
夫婦ともに意欲作を出版 畑明郎氏「アジアの土壌汚染」裕子氏「花々の系譜」
 
朝日新聞 2009年07月10日

浅井三姉妹の人生描く 作家・畑さん「花々の系譜」出版
茶々・初・小督/主人公の初 大坂の陣 回避へ奔走

 
毎日新聞 2009年07月10日
三姉妹物語:浅井長政の次女・初を主人公に
竜王町の作家・畑裕子さんが出版
◇豊臣・徳川の関係修復に奔走する姿描く

 

滋賀リビング 2009年07月11日
戦乱の世を鮮やかに生き抜いた浅井三姉妹の生涯を女性視点で描く
『花々の系譜 浅井三姉妹物語』(ウェブ未掲載)
 
京都新聞 2009年07月16日
浅井三姉妹の生き抜く姿、小説に 竜王の女性作家 次女・初を軸に
 
朝日新聞 夕刊 2009年07月18日

テーブルトーク 社会の隅に追われる人に光
 
 
※以上、2009/07/18現在判明分。ブログ紹介一覧コチラ。(Y)
 

2008年 7月 8日

『近江路を歩いた人々』出版記念講演・散策・食事会報告

江竜善之先生著『近江路を歩いた人々』出版記念イベント
「近江の旅日記を読む、歩く、食べる」の報告です。
ちょっと長いですが、お付き合いください。
 
7月6日(日)午後1時半~、
まずは長浜城歴史博物館の地階研修室で、江竜先生の講演会。
 
tabinikki002.jpg 
 

飛び入り参加も含む60数名が、先生のお話に聞き入ります。
庶民の旅、文人の旅、武士の旅、科学者・僧侶の旅、
外国人の旅など、興味深いお話をいただきました。
 
北国脇往還の伊部宿本陣(湖北町)に残る
古文書「海道帳」の実物を間近で拝見。
 
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ご協力いただきました伊部宿肥田家様、ならびに
長浜城歴史博物館博物館様、ありがとうございました。
 
 
続いて、午後4時前、40数名が
北国街道界隈のウォーキングに出発。
 
慶雲館前を通って長浜宿本陣跡へ。
本陣跡は長浜幼稚園になっています。

 
tabinikki018.jpg
  
北国街道を北上して黒壁ガラス館前「札の辻」へ。
大手門通り(谷汲街道)との交差点です。
 
tabinikki020.jpg 
 
西国三十三所観音霊場巡りでは、竹生島宝厳寺から長浜を通って

谷汲山華厳寺(岐阜県)へ向かう人々も多かったのでしょう。
(講演にもありましたが、これは「逆打ち」。詳しくはコチラ。)
 
長浜市役所の前庭に移された道標。
 
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「右 京いせミち」と刻まれていますが、

元はどこに立っていたか不明だそうです。
ご存じの方がいらしたら教えてください。
  
それにしても江竜先生、足取り軽すぎ!
老若男女40数名は必死で付いていきます。
  
御堂前組「諫皷山」の収納庫です。
 
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お世話の方がたまたま扉を開けておられたので、
江竜先生たら「ちょっと拝見してよろしいでしょうか?」
特別に見せていただくことになりました!
 
大人数が順番に小さな扉からのぞき込んだり、中に入ったり。
ちょっと時間がかかりそう。
「見た方は先に行っててください」と江竜先生。
「私は最後に御礼を申し上げてから行きますので」

 
先頭グループは出発。
時間が心配になってきました。6時には食事会場に付かないと…。
この日は高温多湿で、しかも大通寺の夏中さんとも重なり、
一部コースを変更するなど、すでにかなりのロスが生じています。
先生、大丈夫かな。ちゃんと追いついていただけるかな…。
 
てな心配はまったく無用で、いつの間にか追い抜かれていました。
息も切れることなく説明中。

 
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「ここは昔の長浜の町の最も北にあたるところで、この常夜灯は…」
 
豊国神社では夏越の祓の「茅の輪」が設えられていました。
 
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茅の輪をくぐって穢れを祓い、いよいよ食事会場へ向かいます。

 
 
会場到着時には、もうぐったり(いろいろございました)。
午後6時~、「長浜太閤温泉 浜湖月」でのお食事です。
 
江竜先生からご挨拶。
 
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浜湖月様には、
古文書「海道帳」に載っている料理を
特別に再現していただきました。
 
名付けて

「伊部宿 本陣膳 浜湖月風 伊能忠敬公儀天文方一行献立」
 
 一、焼 物  鮎塩焼

 一、御 汁  焼あわふ、まいたけ、三ツ葉 赤出し汁
 一、香の物  ならつけ(奈良漬)
 一、平 皿  さばそうめん 竹の子 ふき こごみ
 一、御 飯  山菜おこわ
 一、猪 口  麩辛子和え
 一、なます  琵琶マスのなます(造里)
 一、硯ふた  鰻白焼 出し巻玉子 
          芋じく山葵のキャラ煮
 一、引 物  御菓子 くすまんじゅう

 
それぞれ現代風にアレンジされているのですが、
これは美味なり! 本当に素晴らしいお料理で、
参加者30数名の舌がとろけ、ほっぺたが落ちてしまいました。
 
浜湖月様にはいろいろとご無理をきいていただき、
この場を借りて御礼およびお詫び申し上げます。
 
食事の合間には、ご参加の方からスピーチをいただきました。

 
東京からおいでの瀧川昌宏様。
 
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別冊淡海文庫『近江牛物語』の著者の方です。
 
作家の畑裕子様。
 

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最新作は、近江旅の本『源氏物語の近江を歩く』
当社からは他に『近江戦国の女たち』
淡海文庫『近江百人一首を歩く』を出していただいています。
次回作は…○○○○○モノですのでお楽しみに!
 

長浜城歴史博物館の太田浩司様。
 
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淡海文庫『テクノクラート小堀遠州 近江が生んだ才能』の著者です。
長浜城歴史博物館編の次回作入稿をお待ちしております。
 
写真はありませんが、今回の本の編集をお願いした
山﨑喜世雄様にもご挨拶いただきました。

またいろいろとお願いいたします。
 
急遽、江竜先生のサイン会を挙行。
 
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先生、無理をお願いしてすみませんでした。
 
 

最後に皆様と記念撮影。
 
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皆様、ありがとうございました!
 
いろいろと不備な点がございましたが、
今後に活かしてまいりますので、
これからもよろしくお願い申し上げます。

 
 
※肝心の料理写真を撮影しそこねました…。
 次回イベントにご期待くださいませ。

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