2011年 9月 25日

10月2日(日)は映画「おかあさん」を観る日

 私は観に行けない。この日、私は「第4回とりいもと宿場まつり」で弊社の本の売り子をしている予定だから。
 映画「おかあさん」(成瀬巳喜男監督、1952年)は、買ったDVDで観た。2007年に日本名作映画集というシリーズの1作としてたった1000円で発売されたやつ。おもしろくてびっくり。同年に観た日本映画ベストワン(たぶん)。
 10月2日(日)午後1時10分からの上映、場所は甲賀市水口町の碧水ホール。
 1日(土)とあわせて同監督の「めし」(主演:上原謙・原節子)、「浮雲」(主演:高峰秀子・森雅之)、「乱れ雲」(主演:加山雄三・司葉子)、それから「おかあさん」の4作品を上映。1回券500円。
 よく知られた他の3作品で、成瀬巳喜男監督=男女の湿っぽいメロドラマの人というイメージがあって、私は敬遠していたのだ。食わず嫌いでした。失礼しました。成瀬監督はコメディタッチも抜群でした。
 映画「おかあさん」は、戦後間もない東京でクリーニング店を営む一家が主役。過労で倒れた夫が死ぬ。長男が死ぬ。次女は養子にもらわれていく。ほっておいたらお涙頂戴映画になるしかないストーリーなのに、ならない。おかあさん役の田中絹代が出てくるとちょっと辛気臭くなるが、観終わって記憶に残るのは、長女(香川京子)と近所のパン屋の息子(岡田英次)の終始明るい恋愛模様。
 ネット上の映画評を探せばあちこちに書かれているだろうから、目新しい発見でも何でもないのだが、花嫁衣裳に照れて障子の後ろに隠れる香川京子のかわいさったら!!!!!
 もう一つ語りぐさになってる映画館の場面では、碧水ホールの観客もどよめくかな。

コメントはまだありません

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。

最近の記事

カテゴリー

ページの上部へ