2009年 1月 19日

直江兼続の盟友三成

若い女性の戦国ファンが増殖中という。一昨年ころからの傾向で、彦根城築城400年祭りの際にも佐和山一夜城イベントには多くの女性ファンが押し寄せ、ひそかに浅井氏菩提寺「徳勝寺」で手を合わせるまさしくファンらしき人を見かける。

新年から始まった大河ドラマ「天地人」も、この点を押さえ、若い女性に人気の俳優が配されている。私はよくわからないのが若くない証拠かも知れないが、まあ可愛い俳優である。この兼続と心底信頼しあった友が、三成だったという。
わが社の前には、三成の居城「佐和山城跡」が正面に見える。とりわけよく晴れた日の日没時、佐和山の向こうの夕焼け空がなんとも美しい。木立の茂みの少ないこの時期には、天主付近のようすが手に取るようにわかるのも嬉しい。

今、来月末発行を目指して『近江の知将 石田三成』の制作が進んでいる。秀吉へ忠義の臣として評価される三成ではあるが、著者の太田浩司さんは、戦国時代後の社会の在り方を求め、思いが異なる家康に対したと熱く語る。
新しい史料を交えた新しい三成像に期待がかかる。お膝元の佐和山城下町の詳細もわかったらしく、完成が待ち遠しい。
戦国ファンのみなさま、今少しお待ちいただきますようお願い申し上げる次第。

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