2008年 4月 05日
春、いただきます!
彦根城の桜も咲き始めた4月最初の土曜日、あまりの暖かさにジッとしてはいられません。
会社の前の鳥居本駅にはタンポポの花盛り。
黄色いカンサイタンポポだけでなく、白いシロバナタンポポも多く咲いています。鳥居本駅のタンポポは全て「在来種のタンポポ」で、セイヨウタンポポは見られません。
どこで見分けるかと言えば、花の下のガクがピタッと花についているかどうかがポイント。セイヨウタンポポはガクがめくれています。毎年全国でタンポポ調査 があり、琵琶湖博物館が開館した当時に参加したときからもう10年経っていますが、ここの場所は古い線路があったところで、ずっと新しい土も入っていない から、在来種のタンポポの生育地として残っているのですね。
さて、この線路沿いの一帯はタンポポだけではありません。
実は「春の無人市場」なのです。
そんなわけで、春になると、籠を持っていそいそ出かけます。
本日の収穫は、ノビルとツクシとタンポポの葉っぱ。
まさに「春が来た」食材。
でも、ノビルは洗うのが大変だし、ツクシは「ハカマ」を取り除くという仕事が待っています。
まずは、歩いて3分の矢倉川横の湧水で、ノビルを洗います。
ミョウガを洗う時も思うのですが、採りたての野菜を洗うのは川が一番ラクチンです。滋賀県には「川戸」という家屋敷に小川の水を引いた洗い場があったり、 「カバタ」という湧水の洗い場があったりしますが、私にとっては矢倉川がまさに「川戸」です。土のついたノビルを水に放り込んで、一本一本、土を落とし、 外皮を一枚とって、葉の先の茶色くなったものをつまんで洗います。これを台所のシンクで洗うのは結構大変なんですね。
そして本日の夕食がこれ。
ツクシをサッと茹でて、醤油とみりんで煮てカツオブシを入れた「ツクシのサッと煮付け」、茹でたツクシのゴマと酢醤油であえたもの、ノビルの酢味噌 あえ、タンポポの葉っぱ・レタス・アルファルファ・ミニトマト・オイルサーディンのサラダ、大学いも、キャベツとオクラの味噌汁、大根葉とカブの浅漬け& シラス、白菜の漬物。メチャメチャヘルシーですが、大学いもでお腹も満足。
「春、いただきました」