2005年 7月 06日
新しくなった小野小町塚
鳥居本小野の小野小町塚
中山道鳥居本宿から西へ、次の宿場高宮までの途中に小野という集落がある。
ここは中世、東山道の宿場であり、小野好美が奥羽から京に戻る途中、ここで貰い受け娘が、歌人「小野小町」であったという伝承が残る。
いつごろのものかわからないが、小さな祠には小町地蔵が祀られていた。
その祠の老朽化を懸念した地域の人びとの浄財で,先月,新しい祠が出来上がった。
小野の人びとの地域愛に満ちた事業といえる。
以前は祠の中に一対の狐が飾られていたが、新調の祠に狐はいない。
それはともかく、街道沿いの名所の整備は嬉しい。
近江の街道の歴史と今を紹介する近江歴史回廊ガイドブックは、10年をかけて8冊が完成した.
しかし、街道のようすは、日々変化するので、やはり新しい情報をということで
改定版では、小町塚も紹介したい。
秋のシーズンまでの完成をめざし目下、製作が進んでいる。