2007年 7月 12日
岩根豊秀の仕事場展
昨年の夏依頼の懸案だった父の作品集『岩根豊秀の仕事場ー孔版画に映し出された湖国のモダニズムー』がようやく完成し、出版を記念して展覧会を開催している。
生憎と初日からの雨にもかかわらず、多くの方にご来館いただき嬉しい限り。
2006年生まれに父の「生誕100年には作品をまとめること」とわがゴッドマザーの言いつけに何とか守れた。しかも7月21にはもう生誕101年になるのだからぎりぎりセーフという次第。
わがゴッドマザー。できばえはいかがでしょうかと聞いてみると「充分とはいえませんが、まあこんなもんでしょう」とのたまわれたが、作品の前の様子ではほぼご満足いただいたように思える。
ご来館いただいた方からは「懐かしい謄写版に出会えた」「あたたかい作品ですね」とお褒めいただくと、うきうきしてしまう。
会場の様子を少しご覧いただくこととしよう。
生前の仕事場を再現。最期の作品となった1981年の年賀状の印刷のようす
多くのタバコのケースに不思議がる人が多い。
印刷の見当あわせ用のものと気づく人はほとんど皆無
自信の商業美術作品の数々。是本当に謄写版?という質問が圧倒的。謄写版といえば学校の文集づくりのイメージが強いからであろう。
時代が謄写印刷を必要としなくなってもこだわり続けた孔版画による年賀状。手前のケースは受注用年賀状サンプルを掲示して店頭においていたものを復元。
会期は7月16日まで滋賀県立近代美術館で開催中
昭和のモダニズムの世界をお楽しみください。

サンライズ出版
