2009年 4月 15日
太鼓が神輿の春祭
4月12日、彦根ではひこにゃんの誕生を祝してのお祭りとか、佐和山の麓でもさこにゃんやかねたんが出陣したお祭りが繰り広げられていましたが、も うひとつ古くからのお祭りが中山道で2番目に大きな宿場町だった高宮町でありました。
愛知川図書館で開催されている岩田重義さんの展覧会を観に行った帰り道、中山道沿いの家々にはお祭りの提灯が掲げられていています。私の町では5月が春祭 りなのですが、豊郷から原までは春祭りは4月なんですね。
阿自岐神社のお祭りは数年前に見に行ったけれど、高宮は一度も見たことなかったので、ちょっと立ち寄りました。
阿自岐神社と同様に、ここ高宮神社の春祭りも神輿は大太鼓です。この太鼓は重さ1トンあるそうで、町内のみならず近隣の住民にも担ぎ手を募って渡御してい るそうです。運よく、地元で店を営んでいる同級生に出会い、その辺の事情を教えてもらいました。
全部で太鼓神輿は8基あるのですが、担ぎ手が足りない組は太鼓の下に車輪をつけて引っ張って渡御しています。
そのひとつがこちらで、この太鼓は2トンもあるそうです。
南彦根駅からでも歩いていける距離に、こんなに立派な太鼓神輿があるのに、どうも宣伝不足なんとちがうかなぁ。
新しくイベントを立ち上げることもそれなりの意味はあるけれど、連綿と続いている祭りも観光資源です。是非とも男手の力で肩にその重みを感じながら、高宮 神社まで担いでいくお祭りが続いていってほしいものです。
高宮は近江線の駅もあるから、もっと多くの人にこのお祭りに参加してもらう策はあるような気がしました。