2008年 4月 13日

仏桑花の会「茶会」

まさに桜が満開の今日、「埋木舎」ご当主、大久保治男先生ご夫妻をお誘いし、茶会に出かけました。「仏桑花の会」は1972年に井伊文子さんが設立された社会奉仕団体で、毎年茶会では井伊家ゆかりの茶道具が使われ、そのひとつひとつを拝見することがとても楽しみでした。平成16年に文子さんが亡くなられ、お道具のお披露目は無きものの、茶会は続けておられたのですが、一旦今年で毎年の茶会は終わることになったのですが、大久保先生は東京にお住いなので、今回初めてのご参加とのこと、まさに一期一会の茶会でもありました。

茶会は薄茶席とともに、沖縄のぶくぶく茶席もあるのですが、同席した大久保先生の教え子・中国の李海燕さんに「ぶくぶく茶の歴史は古いのですか?」と聞かれ、私は今までその歴史については何も知らずにいて、言葉につまってしまいました。帰ってから調べるとなんと1719年に遡るそうでした。地元やそれに関連する歴史について、日々その地で暮らしている者は往々にして何も疑問にも思わず、やり過ごし

てしまっていることに、気づかせてもらいました。

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ぶくぶく茶はいわゆる抹茶ではなく、簡単にいうとさんぴん茶というお茶の上に、米を炒ったものを使った泡立てたものをトッピングしたお茶で、日本では松江のぼてぼて茶や富山のばたばた茶と同じ部類のようです。

ちなみに、私に疑問を投げかけてくれた女優の松居一代さんに似た、李海燕さん。身長172㎝の美人だったのですが、それもそのはず、ミス秦皇島だったんですね。ハキハキしていてチャーミング。近々シンガポールへ行くと聞きましたが、世界へはばたく女性なんだと実感しました。

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