2010年 10月 01日

仏像ってむずかしい3

今回『近江の祈りと美』を作るにあたり、とても悩ましかったのは、仏像の背丈です。
像高=頭から足先
総高=全体の高さ
座高=半跏像のときの頭からお尻
 
確かこういう区分だったんですね。
でも、像高が本によってマチマチなのです。誤植ということもあるけど、調べていくうちにどうやらそうでないような……。で、聞いてみると、まず、重要文化財として登録した時点での身長(像高)と、後で測ったときの身長が違うのです。
私たちが身長を測るときは、身長計に乗って測るけど、仏像の場合は身長計を持ってきて、それに乗っていただくわけではなく、たぶん金属製のメジャーかなんかで測るんでしょうね(実はどうやって測るかを高梨先生に聞きそびれてたわ)。だから、測る度にちょっとした誤差が、生じるらしいです。
それとともに、昔に文化財指定だった仏像は尺貫法だったので、それをセンチに換算すると誤差が出てきているということもあるようです。

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