2006年 11月 26日
ガリ版芸術村の文化祭
旧蒲生町岡本にあるガリ版伝承館からガリ版芸術村文化祭」のご案内をいただき、出かけた。
文化祭の呼び物の屋台村は店じまいしたところだったが、作品展示を拝見することができた。今年は若山八十氏の作品も展示されているとのことで現物の孔版画が最大のもくてきであった。
今回の文化祭に向けて、広く作品を公募されようとしたのではあったが、ガリ版ネットワークを主宰する志村章子さんの助言で、秀作の展示となったとのこと。さすが黄金期の作品が集まると素晴らしい。
森田睦さんのコレクションには懐かしいものも多く、若山さんの作品も印刷物にはない孔版画のボリュームを感じることができた。
開館以後、多難の時期を越え、次第に作品や備品が整い、さらには地元の人々の協力体制で、その活動が広がり昨年に初めて芸術村文化祭が開催され本年は2回目。NPO法人としてのスタートも切った。
岡本はこの伝承館の存在とともに、ゴミ減量作戦など環境に関して積極的な取り組みを行っていることでも有名で、多くの視察があると聞く。地域の先人を顕彰しながら、その地域の個性を輝かせることは何よりも素晴らしい。
本日は体験講座では石原誠治さんが指導をされていた。石原さんは、滋賀県庁にお勤めのころからにお知り合いで、退職後にはプリントごっこの普及に全国を駆け巡り、現在は絵をお描きになるかたわら、各地で孔版印刷の普及に尽力されている。
道具のこと、製版の苦労などお話しは延々と続く。昨年5月には「ふるさとのお宝発見」にも出演されたのである。
たくさんの資料をお持ちであった久田さんがお亡くなりになった今、孔版印刷善正木を知る少ない方である。機会を捉え、今のうちに多くをお聞きしなければならないのである。

サンライズ出版
