2009年 3月 30日

NHKニュースで紹介された青春メッセージ

21時のNHKニュースで春の便りをお届けしますといって紹介された京阪電車。ボディには、21文字のメッセージが書かれていた。残念ながらどの作品だったか覚えていないが、石坂線21駅の顔づくりグループが呼びかけ、全国から応募された青春メッセージの優秀作品であった。

「電車と青春+初恋 21文字のメッセージ」を公募したのは、今年で3回目、昨年は、優秀作品をまとめた書籍を発行、そして本年も『電車と青春+初恋 21文字のメッセージ2009』がこのほど刊行。
石山と坂本を結ぶ石坂線にちなみ、青春小説作家の石坂洋次郎さんと関連させて生まれた企画が21文字のメッセージである。

今年も2000点余の応募があり、優秀作品をペイントした電車が3月8日から29日まで沿線を運行した。書籍の発行は運行期間ぎりぎりの25日に完成したが、発行に先立つ3月19日、偶然にも

「行かないで、ドアが閉まれば言えるのに」

と車体に書かれた電車に乗り合わせた。宮城県の20歳の女性の作品で初恋賞を受賞している。なんとラッキー。イベント中といえども、どの電車にもペイントされているわけではないので、本当に偶然。

今回の書籍に掲載された写真は、長年、電車の写真を撮り続けてきた方の作品だけに、アングルも何もかもすばらしい。歌人俵万智さんも「出会い、別れ、初恋、思い出、さまざまなドラマを載せて電車は走っていることでしょう」と総評されている。2006年からはじまったこの企画は電車が走り続ける限り続いていくのではないかと思う。

そして本日はさらにもうひとつ初体験。大阪天満から浜大津まで京阪電車を利用した。近江鉄道より狭く向かい合わせの席は、多くの出会いや別れを物語る要素が多いのかも知れないと思った。
21文字のメッセージ作品集は、滋賀県内および京阪沿線で発売中。是非来年にはあなたも応募されてはいかが。

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