2007年 10月 15日

藍は青より出でて・・・

サンライズ出版が加盟する日本グラフィックサービス工業会(通称ジャグラ)の組織の中の任意団体の一つに藍友会という組織がある。表題のとおり、子どもが親を追い越し成長することを願い命名された。ちなみに全印工連(全国印刷工業会連合)には同様のグループが緑友会という。後継者問題解決の手段としての設立でもあった。

業界の時代を担う若者らがともに悩みを打ち明け研鑽し、輝かしい企業と業界を目指そうと1967年に設立。いまから40年も前のことである。

設立当時の思惑のとおり、藍友会からは業界リーダーが多く誕生し、今も業界を牽引しているが多い。
40年も経過すると紅顔の美少年もダンディなシニア世代となった。すでに次代にバトンタッチをした人もあり、残念ながら鬼籍に入った人もいる。それでも長年、互いに膝と突合せ問題解決を求めてきた仲間同士はお互いに心が通い合い、毎年1度各地で出会う機会を作っている。

今年は有馬温泉に集い、六甲、明石、灘で遊んだ。

総勢30数名の中、チャーターメンバーは数えるほどだが、私もそのひとり、まだ学生だった時、仕事のことはほとんど理解のないまま、この会で多くのご教示いただき、必死で追いつこうとした時機があった。

次に逢うまでには必ずや、という目標設定を作って1年業務の励んでいた頃を懐かしく思う。現在と大きく違った情報環境の中、都市と地方の、また最先端企業と零細企業の格差は大きく、話題についていけえないことも多かった。しかし、ここで学んだ一番大きなことは、独自色を強化するということであったと今思う。

かつて業界団体は護送船団のようにみんな一緒に夢を追っていた。しかし今は違う。今年も出会ったそれぞれが、各地で独自色を強化している。40年を節目に今後は親睦を中心の集いとなることと決定。

来年は四国での開催が決まった。口にすることはなくとも、また新たな目標に向かう第一歩が始まった。楽しかった2日間の別れと告げた新大阪駅。この日は一番の人気商品「赤福」が姿を消していた。

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