2019年 9月 28日

福島克彦著『明智光秀と近江・丹波 分国支配から「本能寺の変」へ』が京都民報で紹介されました

 
▼歴史解釈の可能性広がる
 
 明智光秀はなぜ織田信長を裏切ったのか。この問いの前提には、両者の立場の違いは大きく、クーデターが成功する余地はなかったという認識があると思われる。しかし、本当にそうだろうか。
 
……分国の国衆など畿内近国の諸勢力は自らを支持するとの目算があったのだろう。とすれば、光秀の挑戦はあながち無謀とはいえまい。光秀を軸に据えることで歴史解釈の可能性が広がることを教えてくれる好著である。(新谷和之・近畿大学特任講師、京都民報2019/09/29)
 

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