2012年 2月 06日

獅子舞が毎年来るのは普通ではないということ

2月4日の土曜日。休日ながら会社で仕事をしていたら、伊勢大神楽・山本長太夫社中がやってきた。毎年2月の初めと決まっているのだが、休日出勤していたから今年も出会えた。
まだ道路には雪が残っているから、親方以外はお獅子もお囃子方も長靴はいていたけどね。

夜、「獅子舞が来たよ」とtwitterしたら、門付け(家々を回ってくれる)してくれるというのが珍しいと言われてしまい、あっ、そうや以前もそんなことをブログに書いていたことを思い出した。
2009年に普通の舞いだけでなく、全ての舞いや曲芸が演じられた荒張に行ったときも、一緒に見ていた旧知の女性は新興住宅地に住んでおられるため、回って来られないと言っておられたが、平たくいえば伊勢神楽は江戸時代に伊勢参りに行けない民衆のために、いわば出張して回ったのだから、ルートとしては旧街道や古くからある村々を回っているわけである。
そのため、お昼ご飯の接待をしてもらえる家もあるらしい。先日も近江八幡で獅子舞のお接待に、昔作っていた「お平(ひら)」という食事を作ったということが新聞にも載っていた。
そういえば、私たち四姉妹が通っていた彦根幼稚園に毎年獅子舞が来て、曲芸を演じてくれたのだが、この行事は今も続いているのだろうか?

2件のコメント


  1. 本町幼稚園の獅子舞公演懐かしいですね。私は昭和12年の在籍ですが、おせんさんの園児時代もやっていましたか。でももう今は獅子舞一座にもこういう芸のできる人はいないでしょうね。
    「彦根ことばとその周辺」購入しました。興味深く読まさせていただいています。

    コメント by 市川純雄 — 2012年2月7日 @ 3:44 PM


  2. 市川先生。いつもありがとうございます。『彦根ことばとその周辺』でも少し触れられていますが、彦根の明治時代の暮らしを綴った『彦根藩士族の歳時記 高橋敬吉』も合わせて読んでいただくと、彦根の昔の情景がもっとよくわかります。北野神社のそばにあった高橋敬吉の家にはお正月、獅子舞だけでなく、万歳や越後獅子も回ってきたそうです。

    コメント by 木綿屋おせん — 2012年2月7日 @ 4:37 PM

この投稿へのコメントの RSS フィード。

最近の記事

カテゴリー

ページの上部へ