2005年 11月 28日
出版記念講演会
11月27日、「戦国の女たちと和菓子の宴」を長浜の曳山博物館で
開催しましたのでその模様をご報告します。
最初は『近江の和菓子』の著者・井上由理子さんが執筆とともに、
各地で講演されている白拍子の語りと舞を披露していただきました。
今回の演題は「静御前」。静まった会場はまさに幽玄の世界でした。
次は、11年前に淡海文庫2『近江百人一首を歩く』を書いてくださった
畑裕子さんが、今回出版の『近江戦国の女たち』のなかで取り上げられた
18名の女性のなかから、数名についてのご講演。
2回の休憩時間は、本のサイン会とともに、和菓子とお茶でご接待。
秋の風情を会場にも…と御菓子のセッティングは
社長が一手に引き受けてくれました。
とりどりの御菓子に場内は和気藹々。御菓子を
召し上がりながら、食談義に花が咲いていたようです。
こちらは、御菓子の名前とお店、そして本に掲載されている
ページを紙に書いた展示用。
煎茶、ほうじ茶に、2回目の休憩時間にはこぶ茶のご接待。
皆さん、何度もおかわりしてくださったので、きっとご満足
いただけたことでしょう。
最後は、井上由理子さんの『近江の和菓子』のご講演。
街道土産、寺社のご神撰、そして餅文化のお宮さまのあることなど、
近江に纏わる和菓子の世界を語っていただきました。
今回のイベントで和菓子をご協賛いただきました各店の皆さま、
本当にありがとうございました。