2012年 10月 08日

へーっ、そうだったのかと再確認した「石山寺縁起絵巻」

10月6日から11月25日まで滋賀県立近代美術館で開催されている
「石山寺縁起絵巻の全貌」を観に行ってきました。
「石山寺縁起絵巻」は断片的には書籍で見ていたものの、
当時の風俗がわかる絵巻が全部見られるのだというだけの軽い感じで出かけたところ、
これが実は大違いでした。
鎌倉時代から江戸時代までという長い年月をかけて作られたということ、
文一本、仁和寺本、伝光起本などいろいろな模本があり、
今回はそれらとの調査研究の途中報告として開催されたのだそうです。
途中で母を休憩コーナーへ連れて行き、一人で駆け足で見て周り、
そして改めて家で図録を読むと、エェーッ、ハーッと驚くことしきりでした。

しかしながら、私の興味といえば、やっぱり当時の庶民の服装や
持ち物、生活の様子などで、
今回は二巻の着物を着て冠をかぶった龍の兄さんと
五巻の宇治川のところで子供を抱いたお母さんの草履が気になりました。

絵巻全部が一挙公開は今回が初めてとのこと、
ご興味のある方は是非この機会にお出かけください。

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